シーズ理科実験教室
シーズ理科実験教室

科学のたね(seeds)を育てよう

シーズ理科実験教室は小学生中学生のための理科実験教室です。
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お知らせ

 当教室の業務日における業務時間は、平日(火~金)については14:00~20:40としておりますが、夜間(おおむね18:30以降)の電話は留守番電話あるいは転送電話での対応となることがあります。土曜日についても業務時間は9:00~18:10としておりますが、夕方以降(おおむね16:30以降)は同様の対応となることがあります。また、その他の時間におきましても、試料採取等で不在の時は留守番電話での対応となることがあります。(なお、日、月は休業日です)
 連絡先等は本ウェブページの下部にあります「当教室に関する情報」を ご参照ください。(ページ上部の「教室情報」をクリックするとジャンプします)

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(2024年1月18日)
 2024年4月入会希望者向け無料体験説明会の情報を公開しました。
(2024年3月18日)
 時間割の変更作業を開始します。決まりしだいすみやかに公表いたしますが、最新状況とウェブ上での情報がずれることがございますことをご了承ください。
(2024年3月27日)
 当教室は3月28日をもちまして2023年度の授業を終了し、3月29日(金)~4月1日(月)は休業とさせていただきます。2024年度の授業は4月2日(火)から始まります。
(2024年4月27日)
 4月28日(日)~5月6日(月)は教室は休業とさせていただきます。この間、電話は原則として留守電対応とさせていただきます。メール対応は可能ですが、少々回答が遅れることがありますことをご了承ください。5月期の授業は5月7日(火)から始まります。

ごあいさつ

 まずはじめに、理科とは何でしょうか。いざ言葉にしようとすると難しいのですが、言うなれば 「人間の存在とは独立に成り立っている自然の様子や仕組みを学ぶ学問分野」と 表現することができるでしょう。私たち人間も理科では生物の一種であると分類され、 自然の中に組み込まれます。私たちの存在自体が学びの対象です。
 人類は太古の昔から自然に興味を持ち、知りたいと思ってきました。 そこで行ったのが古代においては観察であり、中世になると観察に加えて 意識的に自然に働きかけてその応答を見る実験でした。 このように、自然の理解は実験と観察の積み重ねによってなされるものです。
 学校理科でも実験と観察は多く取り入れられています。 現在使われている小中学校検定教科書を見ると、ひと昔前と比べてずいぶんと積極的に、 しかも計画から結果報告までシステマティックに取り入れられている印象を持ちます。 理科教育における実験と観察の重要性を示す証といえましょう。
 一方、自然は一教科の枠には納まらないほどたいへん多様で奥深いものです。 しかも、その自然は遠く離れた美しいところだけでなく私たちの生活の中あるいは すぐとなりにもあります。 そして子供たちは学校で学びはじめるよりもずっと前から、まさに物心ついたころから、 身の回りの自然に対し、 おもしろい、きれいだ、ヘンだ、不思議だ、と 興味を持ち始めるものです。 そんな好奇心にあふれた子供たちは学校理科で学ぶ内容よりも もっと多くの自然の姿に触れたいと思っていることでしょう。
 そんな子供たちの素直で、いわば「自然な」期待に応えようと、もっと多くの理科実験を 楽しめる、そして興味関心にあふれた知りたがりの子を育てられるような場を作りたいと思い、 教室を立ち上げました。

コース紹介

理科実験コース

メダカ受精卵  理科実験コースでは実験と観察を通じて理科を学んでいきます。 本を読んで学ぶことも大切なことですが、実験をやってみると、なるほどこうなんだ、 思った通りじゃなかった、などと強く印象に残ります。 そして何より、おもしろいのです。
 おもしろいといえば、最近ではテレビやインターネットを通じて見栄えのする 派手な実験の映像が多く提供されるようになりました。 子供たちの興味を強くひきつけるという点で喜ばしいことです。
 一方、当教室の内容は学校理科から大きく逸脱するものではなく、 むしろオーソドックスといえます。 その代わり、できる限り生徒自身で実験をやっていきます。 まず実験の目標を理解し、手順書を読み、道具を用意し、装置に組み上げ、 実験を実施し、その結果をよく見て、わかったことを記録していきます。 思いのほか時間がかかることもあるでしょうが、 ひとつ実験をやり抜いたという経験を大切にしてほしいとの思いからです。 温暖前線モデル したがって、こちらから提供した予定の実験をすべてこなすことよりも、 少々時間がかかっても生徒自身でやりきることを重要視します。
 内容は4週(1か月)で1テーマ、年間で12テーマを予定しています。 進度としては学校理科に少し先行するカリキュラムになっています。 中には学校理科からは脱線したような内容の課題もありますが (逆に脱線的実験の提供こそ理科実験塾の役割ともいえる)、 わかりにくいところのフォローは講師から説明を加えますので心配は無用です。 たとえその時は仕組みや理由が理解できなくてもおもしろいと思えるのが 理科実験のよいところです。そのうちきっと、なるほどそういうことかと 腑に落ちる時が来ることでしょう。
 当教室では、実験の内容を再確認するポップクイズは出すことがありますが、 試験対策の問題演習は実施しません。このため成績向上への速効性は 期待できないかもしれません。しかし、やるべきことを理解し、実践し、 結果を得てそれを記録する、時には他の人にわかるように発表する、 このような経験は将来に社会の中で生きていき、 オリジナルな能力の発揮につながるものと考えます。 この学びの経験を楽しみながらできるのが理科実験コースの特色、そして強みです。
 理科実験コースの対象は小1から中3です。クラスは学年別です。 なお、高校生にも対応できますのでご相談ください。

ロボットプログラミングコース(小学3年以上)

EV3とプログラミング用PC  今日、プログラミング教育が注目されています。世の中にコンピューターが 広く普及し、誰もが毎日何らかのコンピュータープログラムを動かして 生活しているといっても過言ではない昨今であることに加え、学校現場で プログラミング教育が導入されたことから、注目は必然といってよいでしょう。
 コンピューターは人が出す命令によってはじめて動きますが、 その命令がプログラムで、プログラムを作ることがプログラミングです。 人はコンピューターにどんなことをしてほしいかを決め、そのためにはどんな プログラムを作ればよいかを考え、作ったらそれをコンピューターに送って 実行します。コンピューターは命令の通りに動きます。逆に言うと命令の通りにしか 動きません。曖昧を許しません。したがって、私たちの目的通りにコンピューターを 動作させるには、私たちはコンピューターに対してどんな命令をどの順序で 出したらよいのか考えなければなりません。
EV3動作試験  ロボットプログラミングコースでは命令の対象として、コンピューターを持つ ロボットを使用します。ロボットの基本動作を通じて情報取得、くり返し、判断などの プログラミングにおける基本命令を学びます。 そしてロボット動作の課題(たとえば、A地点にある物体をB地点に運ぶ、 床の色を読み取りその色が指定するブロックを倒す、など)に取り組みます。 課題をこなすには習った基本命令を使ってどんなプログラムを作ったらいいかを 考えていきます。
 ロボットは、レゴ・マインドストームEV3(教育版)を使用します。 コンピューターを内蔵する心臓部分にさまざまなレゴブロックを組み合わせることで、 課題を達成するために適したロボットを組み立て、さらに作成したプログラムを 実行することで課題達成を目指します。ロボット組み立ての経験はものを動かす しくみを理解するのに役立ちます。プログラミングに加えてものづくりのアイデアも 学べることがロボットプログラミングの強みです。
 2023年度はプログラミングおよびレゴ・マインドストームEV3の扱いの経験のない 初学者向けコースのみを設けます。 2年間でプログラミングの基礎を学んでいきます。
 ロボットプログラミングコースの対象は小3以上です。 プログラミングでは算数を使います。簡単な足し算やかけ算の他、 マイナスの数や小数をおおむね理解している必要があります。 なお、ロボットおよびプログラムを作成するコンピューター(PC)は 教室で用意しますので、購入の必要はありません。

時間割(2024年度)

 理科実験の授業は4週で1テーマ、年間12テーマを予定しています。
 授業は学年別に行います。定員は最大8名です。
 (注意)定員は当面4人とします(実験器具数の制約による)。4人を超えて入会希望者があった場合には実験器具の整備ののち、8名までの受け入れを目指します。(2023年7月20日追記)
 各学年の授業時間と回数は以下の通りです。
 ひとつの週で各学年とも2コマの授業が設定されています(中3を除く)。同じ授業を実施しますので、都合が悪い場合には事前連絡によりもうひとつのクラスに振り替えることができます。
 日、月曜日は休業日です。授業はありません。
 年末年始、お盆と春の大型連休の時期に1週間程度の休業日を設けています。また、日程調整のために数日の休業日を設けています。
 実際の授業日は、当教室が定めた授業カレンダーに従います。カレンダーは入会時に 1年分をお渡しいたします。
 
 ※時間割は、講師と受講生の協議により変更することがあります。
時間割

各種料金

入会金
(注1)
全学年 11000円



授業料
(月額)
理科実験
(注2)
小学1、2年(月2回、計120分) 5940円
小学3~6年(月4回、計280分) 12100円
中学1~3年(月2回、計180分) 11220円
 ロボット
プログラミング
小学3年以上(月2回、計180分) 9240円
保険料
(年額)
全学年 350円

(注1)他に、実験用白衣と安全メガネの購入費用が加わります (4000円程度を予定しています)。
(注2)年1回(1か月間)ロボット組み立ての授業を予定しています。 実施した場合、このとき使用するロボットの購入費用が加わります (4000円程度を予定しています)。

講師紹介

山崎 明義(やまざき あきよし)
 1970年、愛知県大府市生まれ。大府小、大府中、刈谷高、東北大学理学部を経て、 東北大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程後期修了。博士(理学)。 専攻分野は実験系原子核物理。当時の研究テーマは軽い原子核の回転励起状態。
 その後、東北大学、高エネルギー加速器研究機構、日本原子力研究開発機構、筑波大学で 研究に従事。その間、 イオンビーム加速器用イオン源の開発、 放射性物質・放射線発生装置の管理および利用者に対する教育訓練、 イオンビームを用いた元素分析装置の利用促進および支援業務 などに携わる。 近年では極細イオンビームコースの建設や、 イオンビームスキャン技術および各種放射線検出技術を用いた 材料中の微量元素分布可視化法の開発に取り組む。
 2019年からは理科教育に転じるべく地元に帰り、 理科実験スクールタートル(三重県四日市市、現在は閉校)にて 小中高生向け理科実験の指導に従事。 これまでの専門とは距離のあった生物、地学分野の経験を積む。 3年半の勤務ののち、2022年に独立し、現在に至る。
 趣味はランニング。1500 m 5分はもはや無理だろうがフルマラソン3時間半なら まだいけると信じトレーニング中。その他、山登り、鉄道、バイクなど。 基本的にお出かけ好き。出かけたらその土地の農産物直売所を覗きがち。 愛知県大府市在住。

更新履歴

2023年
2024年

当教室に関する情報

教室名 シーズ理科実験教室
講師 山崎 明義 [やまざき あきよし]
所在地 〒474-0025 愛知県大府市中央町3-65 大島不動産ビル4階北(地図
電話 0562-38-6975, 0562-38-6976(Fax)
E-mail seedslab@rrsl.jp